生き物2026年3月7日

アリとシロアリの違い

💡 一言でいうと

アリはハチに近い昆虫、シロアリはゴキブリに近い昆虫で、名前に「アリ」とついていますが全く別の生き物です。

「シロアリ」という名前からアリの仲間と思われがちですが、実は生物学的にアリとシロアリはまったく異なる昆虫です。見た目も生態も大きく違います。

アリとは

アリはハチ目(膜翅目)に属する昆虫で、ハチの仲間です。腰に特徴的なくびれがあり、体が黒や赤みがかった色をしています。

  • 分類:ハチ目アリ科(ハチに近い)
  • 体色:黒・赤・茶色など
  • 腰:くびれがはっきりある
  • 触角:「く」の字に曲がっている
  • コロニー:女王アリ・働きアリ・雄アリで構成
  • 食性:雑食(砂糖・タンパク質など何でも食べる)
  • 変態:完全変態(卵→幼虫→さなぎ→成虫)

シロアリとは

シロアリはゴキブリ目(もしくはシロアリ目)に属する昆虫で、ゴキブリに近い仲間です。体が白っぽく柔らかく、木材を食べる害虫として知られています。

  • 分類:ゴキブリ目シロアリ科(ゴキブリに近い)
  • 体色:白〜クリーム色
  • 腰:くびれがなく、ずんどう体型
  • 触角:数珠状(まっすぐ)
  • コロニー:女王・王・働きアリ(正確には「職蟻」)・兵蟻で構成
  • 食性:木材・セルロース(草食系)
  • 変態:不完全変態(卵→幼虫→成虫)

アリとシロアリの違いまとめ

項目アリシロアリ
生物的分類ハチ目(ハチの仲間)ゴキブリ目(ゴキブリの仲間)
体色黒・赤・茶色白〜クリーム色
腰のくびれあり(はっきり)なし(ずんどう)
触角の形「く」の字に曲がる数珠状(まっすぐ)
食べるもの雑食木材・セルロース
変態の種類完全変態不完全変態
木材への被害ほぼなし甚大

見分け方のポイント

腰のくびれが一番わかりやすい見分け方です。アリははっきりとしたくびれがありますが、シロアリはくびれがなく寸胴な体型をしています。

またも有効です。白っぽければシロアリ、黒や赤みがかっていればアリです。ただし羽アリ(飛行アリ)は見分けにくいため、腰のくびれで判断しましょう。

シロアリは家にとって危険

シロアリは木造住宅にとって深刻な害虫です。床下や壁の中の木材を内部から食い荒らすため、外見からは気づきにくく、発見時には相当ダメージが進んでいることも。5〜6月頃に羽アリが大量に出てきた場合は、シロアリの可能性が高いので専門業者への相談をお勧めします。