お金2026年2月9日

年金と退職金の違い

💡 一言でいうと

年金は国や会社が毎月定期的に支払う老後の所得補償、退職金は会社を退職するときに一括で支払われる報酬です。

老後の生活を支える「年金」と「退職金」は、支払主体・受取方法・目的が異なります。それぞれの特徴を理解して老後の資金計画に役立てましょう。

年金とは

年金は毎月定期的に受け取れる老後の生活費の補助です。公的年金と私的年金があります。

公的年金(国民年金・厚生年金)

  • 支払主体:国(日本年金機構)
  • 加入:原則20歳以上60歳未満の全員(国民年金)
  • 受取開始:原則65歳から
  • 受取方法:毎月定期的に振り込まれる
  • 金額の目安:国民年金のみで月約6〜7万円、厚生年金込みで月約14〜15万円(平均)
  • 終身:死ぬまで受け取れる

退職金とは

退職金は会社を退職するときに会社から受け取るお金です。法律で支給が義務付けられているわけではなく、会社の規定によります。

  • 支払主体:勤めていた会社
  • 受取タイミング:退職時(一括または分割)
  • 受取方法:一括払いまたは年金形式
  • 金額の目安:大企業で1,000〜2,000万円程度(勤続年数・役職による)
  • 義務:法律上の義務はなし(会社規定による)

年金と退職金の違いまとめ

項目年金(公的)退職金
支払主体勤め先の会社
受取方法毎月定期的に退職時に一括(または年金形式)
法的義務あり(加入義務)なし(会社規定による)
受取開始65歳から退職時
終身保証あり(死ぬまで)なし(一括なら終了)
金額現役時の収入・加入期間で変動勤続年数・役職で変動

税金の扱い

年金は「雑所得」として所得税・住民税の対象になります。ただし65歳以上は一定額まで控除があります。

退職金は「退職所得」として課税されますが、「退職所得控除」という大きな控除があるため、通常の給与所得より税負担が軽くなります。勤続年数が長いほど控除額が大きくなります。

老後のお金は年金だけでは不十分

公的年金だけでは老後の生活費が不足するケースが多く、退職金や個人の貯蓄・資産運用(iDeCo・NISA)を組み合わせることが重要です。現役時代から計画的に準備することが大切です。