生活2026年2月12日
敷金と礼金の違い
💡 一言でいうと
敷金は退去時に原状回復費用を差し引いて返ってくるお金、礼金は大家への謝礼として返ってこないお金です。
賃貸契約の初期費用でよく出てくる敷金と礼金。どちらも数ヶ月分の家賃を支払うことが多いですが、その目的と返金の有無が全く異なります。
敷金とは
敷金は賃貸借契約時に大家(オーナー)に預ける保証金です。退去時に部屋の修繕費用(原状回復費用)などを差し引いた残額が返ってきます。
- 目的:家賃滞納・損傷への担保
- 返金:あり(修繕費を差し引いた分が返ってくる)
- 相場:家賃の1〜2ヶ月分
- 返金時期:退去後1〜2ヶ月以内が目安
- 法的位置づけ:預け金(民法に規定あり)
敷金から引かれるもの
- 借主の故意・過失による傷や汚れの修繕費
- クリーニング費用(特約がある場合)
- 家賃の未払い分
敷金から引かれないもの(大家負担)
- 通常の生活による経年劣化(日焼けなど)
- 自然な摩耗による損傷
礼金とは
礼金は**「部屋を貸してくれてありがとう」という意味で大家に支払う謝礼金**です。慣習として定着していますが、法的な根拠はなく、退去しても返ってきません。
- 目的:大家への謝礼(慣習)
- 返金:なし(完全に消える費用)
- 相場:家賃の1〜2ヶ月分(0の物件も増加中)
- 法的位置づけ:慣習(法的根拠なし)
敷金と礼金の違いまとめ
| 項目 | 敷金 | 礼金 |
|---|---|---|
| 目的 | 保証金(担保) | 大家への謝礼 |
| 返金 | あり(差し引き後) | なし |
| 法的根拠 | あり(民法) | なし(慣習) |
| 相場 | 1〜2ヶ月分 | 0〜2ヶ月分 |
| なくせるか | 難しい | 交渉次第でゼロにできることも |
礼金ゼロの物件は増えている
近年は礼金ゼロの物件が増えています。特に空室が多いエリアでは礼金なしが当たり前になっています。礼金がある物件でも、入居交渉で下げてもらえることがあります。
敷金トラブルを防ぐには
入居時に部屋の傷や汚れを写真で記録しておくことが重要です。退去時に「もともとあった傷」を請求されるトラブルが多く、証拠があれば不当な請求を防げます。また国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を確認しておくと安心です。